Header1



専門家向け情報 >技術資料1> 技術資料2 技術資料3

技術資料-1/3 CAD図集 施工マニュアル
プラスッドの物性比較

一般物性
ABS系のプラスチックを主原料に使用したプラスッドには、木粉比率を変えた商品をラインナップしておりますが商品に要求される性能に応じて、木粉比率を変えております。
ブランド/メーカー
ベース樹脂
プラスッド
ABS
プラスッド
ABS
プラスッド
PP
他社
塩ビ
木粉量〈%〉 51 20 51 30 -
比重 1.3 1.19 1.2 1.14 0.38
引張強度 (MPa〉 51 42 21 27 -
引張破断伸び〈%〉 1.5 2.7 2.3 2.5 -
曲げ強度 (MPa) 74 69 40 47 64
曲げ弾性率 (MPa) 6900 3900 3000 2450 6900
ノッチ付Izod衝撃強度 (J/m) 常温 23 29 33 24 -
熱変形温度(℃)18.6kg/cm2 96 85 84 70 -
MI(220℃、10kg) 測定不可 10 - - -
本測定データは、材料間の差異を比較するため、規格に従って射出成形で試験片を作成し、強度を測ったものです。
実際の製品の場合は、断面形状や成形方法によって強度が影響を受けるので、必ずしも記載のデータの強度が得られるわけではありません。
よって、記載データは測定データの一例であり、性能を保証するものではありません。 また、他社データは、カタログ値です。

曲げ物性の温度依存性

プラスッド(51%木粉入り)の曲げ強度、曲げ弾性率の温度依存性は、ベースになるABSの温度依存性の影響を受けます。

吸水乾燥による膨張収縮

プラスッドは、木粉を含んでいるため、木粉が水分を吸放出するのと同様な寸法の伸縮が起こります。 木粉の繊維が押出成形時に長手方向に配向するため、長手方向の伸びが小さく、幅方向の伸びが大きいという傾向があります。 木粉の量が減った場合も同様な傾向にありますが、木粉量が少ない分だけ、伸びの絶対値が小さくなります。 また、木粉の表面をプラスチックで覆っているため、吸水の速度は、木に比べて遅く、絶対値も小さくなります。

・同一環境下での吸水伸び
23℃50%RHで平衡状態の寸法を基準にし、40℃90%RHでの平衡状態の吸水伸び率は、以下の表のようになります。無垢木材に比べてプラスッドの51%木粉入りは、長手方向での伸びが多少大きく、幅方向では半分になります。

吸水伸び率(%)

51%木粉プラスッド

20%木粉プラスッド

MDF

無垢木材

長手方向

0.18

0.05

0.21

0.1

幅方向

0.8

0.18

0.19

1.5

水分0%の状態を基準とし、40℃90%RHでの平衡状態での吸水伸びは、以下のようになります。

吸水伸び率(%)

51%木粉プラスッド

20%木粉プラスッド

MDF

無垢木材

長手方向

0.4

0.18

0.38

0.13

幅方向

1.6

0.5

0.4

3.8

線膨張係数

木材の繊維によりプラスチックが補強されるため、線膨張は木粉の混入率が高いほど小さくなります。

線膨張係数

51%木粉プラスッド

20%木粉プラスッド

PP51%木粉

長手方向

2.5

4.1

3.5

幅方向

4.8

5.4

-

単位:×10-5mm/mm/℃

リサイクル性

プラスッドの再生材混入率を変化させ、物性の変化を評価いたしました。その結果、100%再生材でも物性の保持率は90%以上であり、リサイクルによる物性低下はわずかであるといえます。